若年者へのCOVID19ファイザーワクチンについて
皆様ご承知のとおり、新型コロナウイルスのデルタ株が増加しつつあり、今後国内での急速な感染拡大が懸念されます。そんな中で最も有効な感染対策であるワクチン接種が、特に若年者において敬遠されている傾向があります。様々な間違った情報の影響もあるようです。以下に感染医療専門家の正しい情報をお示ししますので、若年者およびそのご家族の方に是非ご覧頂きたいと思います。
◇「若い世代は重症化しないからワクチンを接種しなくて良い」は本当か
感染症専門医の忽那(くつな)賢志(さとし)先生が分かり易く纏(まと)めてあります。特に若年者で接種を躊躇(ちゅうちょ)されている方に是非見て頂きたい内容です。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210703-00246055
◇12歳から15歳のワクチン接種について
世界的に最も権威のある医学雑誌の一つであるNEJM(The New England Journal of Medicine)に掲載された関連の情報です。
(NEJMの全資料は以下から閲覧可能です。)
https://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa2107456?articleTools=true
概要は 「12歳から15歳までの子供に対する、ファイザー社製ワクチンの臨床試験結果が論文として公表されました。この臨床試験は、12歳から15歳までの2260名が対象で、半数がファイザー社製のワクチン2回接種を受け、残りの半分は偽薬が投与されました。その結果、ファイザー社製ワクチンの安全性と高い効果が確認されました。副反応は16歳以上と同様の傾向で、局所の疼痛、全身倦怠感、頭痛などが見られましたが、1日から数日で軽快しました。2回接種により獲得される中和抗体の量は、16歳から25歳に比べて約1.8倍程度高いことがわかりました。偽薬投与群では16名が新型コロナウイルスに感染し発症しましたが、ワクチン接種群では発症者は認められませんでした。」と言う内容です。
ここにあるように、その効果と安全性については科学的に証明されていると思われます。
当院では若年者の皆様にも、是非接種を受けられることをお勧めしています。(2021/7/26) やなぎ医院 院長
やなぎ医院 院長